シェル・シェードとは六角形の蜂の巣状の構造をしたブラインド
シェル・シェードとは、アメリカで開発された、日常生活をより快適に送るためのラグジュアリーなインテリアです。アメリカでは「Cellular Shade」、「Cellular Screen」と言います。シェル・シェードは、従来のブラインドとは異なり、生地部分にハニカムと呼ばれる六角形の蜂の巣状の構造をしたブラインドです。シェルは英語の「Cellular」を短くした単語で、「小さく区切られた空間」を表します。一部の方には「ハニカムブラインド (Honeycomb blind)」と言います。
高い省エネルギー性
ハニカム構造の生地は、ハニカムの部分に空気の層が作られるよう設計されています。この空気の層があることで、生地を挟んだ前後で熱が遮断されます。つまり、ハニカム構造の生地を、部屋で最も気温の変化が大きい窓廻りに取り付けることで、著しい気温の低下や上昇を防ぎ、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を作り出すことができるわけです。シェル・シェードを用いることで、電気代の節約をすることが可能となります。more>>
【(財)建材試験センター調べ】Lucenthome ハニカムブラインドの性能試験レポート
優れた保温性・遮熱性
シェル・シェードは、蜂の巣の形状をしたハニカム構造を備えています。そのため、高い保温性・断熱性を発揮し、夏は涼しく冬は暖かい状態に部屋(空間)を保つことができます。シェル・シェードのハニカム構造によって、つくられるのは、窓と部屋(空間)の間の空気層。これにより、外気、外からの温度をはねかえすのです。夏は熱気を、冬は冷気を遮断する。そのため部屋(空間)の中を快適な温度に保つことができるわけです。more>>
デザイン性
ハニカムブラインドの利点は、もちろん機能面だけではありません。デザイン性に優れており、お部屋に洗練された印象をもたらすことはもちろん、多様な生地の選び方によっては、お部屋の中を柔らかく調和した光で満たすような使い方も可能なのです。これはいわばプリーツスクリーンの長所を兼ね備えたブラインド、と言ってもいいかもしれません。
またさらに大きな視点で見ると、ハニカムブラインドを使うことで冷暖房効率を高めると、各家庭での電力消費量が減り、とてもエコロジカルです。またハニカムブラインドのポリエステル製不織布は、リサイクル可能ですので、これもまたエコロジカルです。
普段意識はしていても、いざ具体的に行動に移すのは難しいエコロジーへの取り組みですが、窓廻りの製品をハニカムブラインドに変える、それだけでエコロジーに繋がるというのは、驚きです。
グッドデザイン賞
シェル・シェード/トップ・オープンタイプはグッドデザイン賞を受賞いたしました。
審査委員の評価:「住宅の開口部のデザインは多岐にわたる。特に大窓には従来商品のように,上から吊るす方式ではなく、様々な高さ部位での採光を可能にして居り、目線を隠しながら、上部から採光を得ると云った新しい機能やデザインの視点、省エネなど新しいアプローチが目を引く。」
担当審査委員| 山本 秀夫 岩崎 一郎 川上 元美 橋田 規子
生地タイプ・色柄
■ O オパーク色柄
オパークは、完全に窓を覆った場合、外からの光を遮断し、室内のプライバシーを守ります。日中でも、自然光のない室内空間が必要な方に最適です。
■ DB ダークバンブー色柄
(遮光 / ライン加工 38mm CS32RA)
竹と水のイメージ。竹肌のような模様が入っていて、瑞々しい雰囲気を備えているところから、「光」を「水」のように捉えて、水が流れるように光を取り入れることができます。
■ SO セミ・オパーク色柄
セミ・オパークは、眩しく強い太陽光を遮断し、空間の雰囲気を和らげます。そして、部屋の温度を適度 に保ちながら、その空間の心地よい自然光で滿足してくれます。適量の光を採り入れつつ、室内のプライバシーを守りたい場合に最適です。
■ G グロス色柄
パリッとした弾むような素材感でありながら、艶やかさを持ち合わせたファブリック。
光を帯びた時の光沢感は、ナチュラルなのにどこか華やかな印象を与えてくれます。
■ W ワッシャー色柄
ワッシャーは、特別な加工を素材に施すことで、素材の豊かな表情をお楽しみいただけるように仕上げたものです。手作り感のある風合いが漂う、和紙のような素材は、空間全体を和やかな空気で満たしてくれます。アンティークな洋風の雰囲気にも、和風の雰囲気にも、さり気なく溶け込むファブリックです。
■ B バンブー色柄
竹と水のイメージ。竹肌のような模様が入っていて、瑞々しい雰囲気を備えているところから、「光」を「水」のように捉えて、水が流れるように光を取り入れることができます。
■ E エンボス色柄
(採光/ 浮き彫り加工 38mm CS310 E1 & E5)
エンボスは、素材にグラフィカルで独特な表情をつけるために加工が施されたものです。エンボス加工とは、別名、浮き彫り細工加工とも呼ばれる加工方法です。シンプルながら、味わい深いグラフィカルな要素が、ハニカム全面を彩り、味気のない空間であっても、さり気なく華を添えてくれるファブリックです。
■ A 綾色柄
綾は、織物のような素材感を持った表情あるものです。縦と横に軽やかに走るラインが、品位ある雰囲気を漂わせ、場の空気をいっそうナチュラルなものにしてくれるファブリックです。
■ I 粋色柄
太い線と細い線の縦横ラインが、入ってくる光に絶妙な陰影を与えます。光に影の強弱がつけられることで、空間に自然な形で光の絵が描きあげられます。
■ S シー・スルー色柄
シー・スルーは、自然光を採り込めるだけでなく、透過性があるため窓の外の風景を眺めることもできる素材です。シェードをレースカーテンのような感覚で使いたい方に適しています。